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「ViVid☆PARTY」公式レポート掲載!!

TVアニメ放送終了後も盛り上がりを見せるTVアニメ『ViVid Strike!』のスペシャルイベント
「ViVid☆PARTY」が2017年5月7日(日)、千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された。

出演者はフーカ・レヴェントン役の水瀬いのり、リンネ・ベルリネッタ役の小倉 唯
高町ヴィヴィオ役の水橋かおり、アインハルト・ストラトス役の能登麻美子
ユミナ・アンクレイヴ役の上坂すみれ、ジル・ストーラ役の佐倉綾音という豪華キャスト陣。
TVアニメ本編の熱さを再現したかのような熱狂に沸いたイベントの模様をご紹介する。

開演すると、司会の鷲崎健からの呼び込みで
格闘技のリングを模したステージ中央から出演者がリフトアップで登場。

水瀬は「個性をぶつけあいながら楽しい時間をすごしたい」と意気込み
小倉も「皆さんの心をボコボコにできるように熱い気持ちで臨みたい」と強豪選手役らしい発言で会場を盛り上げる。
セットチェンジをする間には、小倉と水瀬が作品とキャラクターを振り返る場面も。

小倉は「人をボコボコにしたり、自分がズタズタにされたり。どうやってそこまで気持ちを持っていけるのか
自分の中でも戦いがあった」と当時の心境を吐露。
水瀬は「血を吐くお芝居をしたことはあったけど、前歯を吐き出す芝居は初めてだった(笑)」と
笑いを誘いながらも、壮絶すぎるバトルに驚きを隠せなかったと振り返った。

ステージの準備が整うと、いよいよメインコーナーへ。
テーマは「対決」で、3つのチームにわかれた出演者が豪華賞品を巡って白熱のバトルを繰り広げる。

ルーレットによって、水瀬・小倉の「ヒロインチーム」
上坂・佐倉の「コーチ・マネージャーチーム」
水橋・能登の「先輩チーム」というチーム分けになった。

チームが決まったところで、早速最初のコーナー「チームワークを確かめろ!回答一致クイズ」がスタート。
こちらは回答をチーム内で一致させるという対決だ。
1問目は「6人の中で一番料理がうまそうな人」。
コーチ・マネージャーチームは「能登」で一致し、ヒロインチームも水瀬が「能登」と回答。
しかし、小倉が「私?」と答えたことで残念ながら回答は一致せず。
先輩チームもお互いの名前を書いてしまい、不一致。
2問目の「かわいいと思う動物」では水瀬が「ダイオウグソクムシ」と回答し
3問目の「トレーニングときいて思いつく器具」では上坂の回答を
深読みしすぎた佐倉が「猫のトイレトレーニング」と回答するなど、珍回答も満載だった。

2つ目の「ViVid Strike!カルトクイズ!」は、本編の映像に関したクイズコーナー。
ところが、フーカの寝起きシーンが流れたかと思えば
問題は「フーカが起きたのは4時30分ですが、水瀬さんが今日起きてからしたことは?」
映像とあまりにもかけ離れた内容に、会場は大笑い。正解は「あくび」で全チーム不正解となった。

2問目の映像はお風呂のシーンだが、「新宿の福の湯で飼われている動物は何か?」
という問題に出演陣はさらに困惑。こちらも正解者はなしだった。
3問目はミウラが肋骨を折られたシーンで、「骨を構成する成分はカルシウムと何か?」という問題。
先輩チームの「ビタミンD」が正解だ。
ヒロインチームも「ビタミン」と近い回答をするが、範囲が広すぎて不正解となった。

続く3つ目のコーナーは「ウーラ役は誰だ!?H-1グランプリ」。
フーカのインテリジェントデバイス「ウラカン」、通称ウーラのセリフを生アフレコし
誰が一番ウーラらしいかを会場に決めてもらうという対決だ。
トップバッターの水瀬から順番に個性的な芝居を披露し、会場を沸かせた。
能登の「おじちゃんウーラ」や佐倉のひたすら喋り続けるウーラといった変化球もあったが
もっとも大きな拍手を集めたのは小倉だった。

それもそのはず、小倉はイベント最後の挨拶でシークレットだったウーラ役が自分であることを告白。
まさに面目躍如たる結果となった。

そして、4つ目となる「あっちむいてパンチ」は、「あっちむいてホイ」の要領でじゃんけんの勝者が
パンチを繰り出す動きをし、敗者がそれを避けるというコーナー。

最初の対戦は先輩チームの能登とコーチ・マネージャーチームの上坂。
結果は能登の敗北となったが、「意外とパンチを食らう感じが楽しい」と満面の笑みを見せた。
続いてはヒロインチームの小倉とコーチ・マネージャーチームの佐倉。
敗れた小倉は「コーチ、ついていきます!」と、本編での師弟関係を彷彿させるやり取りを見せてくれた。
最終戦はヒロインチームの水瀬と先輩チームの水橋だ。
水瀬に殴られてみたいという水橋は、希望どおり(!?)敗北。
最後は司会に煽られた水瀬が出演者全員にパンチを見舞うという混沌とした展開を見せ、会場を大いに盛り上げた。

5つ目の「金塊を積み上げろ!ゴールデンタワーゲーム」は
中央に並べられた金塊を自陣まで運んで積み上げていくというゲームだ。
スタートするやいなやヒロインチームは金塊を積み上げるのではなく
自陣近くにばらまくというズルい戦法で金塊を確保。

すると、中央の金塊はあっという間になくなり、さらに上坂が先輩チームの金塊を崩したことで壮絶なバトルに発展する。
金塊を奪ったり、タワーを破壊したりと混迷を極めたが、結果
地道にコツコツ積み上げてきた先輩チームが勝利するという至極当然!?の決着でコーナーは締めくくられた。

最後の「シャッフルアフレコ」は、チームごとにルーレットで「シーン」と「キャラクター」を決め
どのチームがよかったかを会場が判定するというもの。
ヒロインチームはフーカを小倉、リンネを水瀬が演じ「フーちゃんは暖かいね」というセリフを
「唯ちゃん」に変えて会場を沸かせた。

続く能登と水橋は、ハリーがエルスを殴ってしまうシーンに挑戦。
殴られて怒るはずのエルスだったが、エルスを演じる水橋は能登に殴られることに大喜びだった。

そして、リンネとロイおじいちゃんを演じることになった上坂と佐倉は、完全にセリフを無視し
小倉が7月26日にリリースする2ndアルバムを宣伝しはじめる。
大暴走の2人だったが、いじられた小倉自身も満足そうで、会場も万雷の拍手を送った。
勝者はコーチ・マネージャーチームとなり、最終結果もコーチ・マネージャーチームが優勝。
叙々苑2万円分の商品券を獲得した。

水瀬と小倉がライブコーナーの準備をする間、ステージに残った4人が演じるキャラクターの思い出を振り返った。
佐倉は「(オーディションではキャラクターの)年齢的にも難しいと思った。
そもそもメガネキャラもあまりやったことがなかった」と新鮮な役どころだったことを明かす。
上坂は「徹底的に戦わないキャラクター。説明やナレーションが多く
キャラの声でわかりやすく伝える」ことの大変さを語った。
水橋は「リンネに勝てるとは思ってなかった。気持ちよくやられる準備をしてた」と
当時の心境を語り、会場からは大きな歓声が。
能登は「アインハルトは静かにひねるタイプ。気持ちをどこまで出すかさじ加減の難しさを味わった」と
アフレコでの苦労を振り返っていた。

最後に、会場に来られなかったミウラ・リナルディ役の伊藤かな恵と
ノーヴェ・ナカジマ役の斎藤千和からのビデオメッセージも紹介された。

そして、いよいよお待ちかねのライブコーナーへ。
赤いドレスを纏った小倉がステージ中央から登場すると、会場は真っ赤なペンライトで埋め尽くされる。

1曲目は本作のオープニングテーマ『Future Strike』。
物語の「熱さ」をそのまま楽曲にぶつけるかのようなパフォーマンスで客席を盛り上げた。
MCでは作品と楽曲に込めた想いを振り返り、作品ファンの前で歌える感謝の気持ちを言葉にする。
2曲目はリンネの愛らしい一面がたっぷり詰まったキャラクターソング『Shiny Sky Memories』。
明るく透き通った歌声で会場を優しく包み込んだ。

続いて、薄いピンクの衣装に身を包んだ水瀬が登場すると、会場は彼女のイメージカラーである青に染まる。

1曲目はフーカのキャラクターソング『明日への風』だ。
高らかに手を掲げる場面もあり、フーカらしい前向きで力強い楽曲を全身で表現した。
そして、「皆さんの素敵な青色の光を星と思いながら歌わせていただきたいと思います」というMCを経て
彼女にとって初のアニメタイアップ曲となった本作のエンディングテーマ『Starry Wish』へ。
『ViVid Strike!』という作品が持つ力強さ、優しさ、そして温かさをすべてひっくるめて、情感たっぷりにちりばめていた。

再び出演者全員がステージに集合し、思い思いの言葉を紡ぐと、
最後はWEB版次回予告の決めゼリフで締めることに。
水瀬と小倉の「想いを込めて」に続いて会場全体が「撃ち抜くストライク!」と叫んでイベントは幕を下ろした。


Photo:Takahiro Kugino
Text:Daisuke Iwakura